厚生労働省は、医療機関のウェブサイトの広告を医療法などで規制し、その事例解説書は第6版(令和8年3月30日付)まで出ています。うそや大げさな表示を見つけたときの通報窓口「医療機関ネットパトロール」もあります(厚生労働省、2026年10月15日確認)。
がん情報サービスは、「必ずよくなる」「奇跡の」「副作用がない」といった言葉は宣伝として使われることが多いと説明し、見つけた情報は印刷して医師に見てもらうよう勧めています(同サービスの該当ページ、2026年10月15日確認。ページの更新・確認日は2022年2月1日)。
見た画面を、スクリーンショットで1枚残す。画面の中の「いつの情報か」「誰が出しているか」を、メモに1行だけ添えます。
『ネットでこう書かれていました。画面を見ていただけますか。私にも当てはまりますか。』
次の診察で主治医に、薬のことなら薬局の薬剤師に。画面か印刷した紙をそのまま見せると、どこに書いてあったかが伝わります。
見た情報を見分ける、6つの見どころ
| 見るところ | 何を見るか | がん情報サービスの説明 |
|---|---|---|
| 発信元 | 誰が出している情報か | 確かな情報源から探すことが勧められている |
| 更新日 | 更新日の欄があれば見てみてください | 医療の進歩は速く、古い情報は今の状況に合わないことがある |
| 宣伝の言葉 | 「必ずよくなる」「奇跡の」「副作用がない」 | 宣伝として使われることが多い言葉とされる |
| 保険外の治療か | 自由診療(保険がきかない診療)と書かれていないか | 効果が証明されていない治療は、安全に受けられないことがある |
| 体験談・ブログ | 一人の人の話か、根拠のある資料か | ある人に効いた治療が、自分にも効くとは限らない |
| 相談先 | 主治医や看護師に見てもらったか | 自分だけで判断せず確認する。がん相談支援センターにも相談できる |
出典:国立がん研究センター がん情報サービス「情報を集めるときに大切にしたいこと」(ページ記載の更新・確認日は2022年2月1日。2026年10月15日確認)。
公的な情報の探し先
| 知りたいこと | 探し先 | そこで見られるもの |
|---|---|---|
| 薬の説明・副作用・回収 | PMDA(医薬品医療機器総合機構)の医薬品医療機器情報提供ページ | 医療用医薬品の添付文書、患者向医薬品ガイド、一般用医薬品の添付文書、緊急安全性情報・回収情報、重篤な副作用の患者向けマニュアル |
| がんの診断・治療の基本 | 国立がん研究センター がん情報サービス | 診断・治療の解説、情報の集め方、相談先(がん相談支援センター) |
| 医療機関のサイトの表示がおかしい | 厚生労働省の医療機関ネットパトロール/医療機関を所管する自治体の窓口 | うそや大げさな表示の通報フォーム。広告の相談は自治体の窓口が対象 |
| 契約や解約でもめそう | 消費者ホットライン(188) | 契約内容や解約条件に関する相談の案内 |
出典:厚生労働省「医療広告規制」のページ、PMDA「情報提供業務」のページ(いずれも2026年10月15日確認)。
持っていくときの順番
家のなかで本当か嘘かを決めようとすると、話が止まりやすくなります。画面や紙を、そのまま診察や薬局へ持っていく形にすると、否定も肯定もせずに済みます。医療広告の規制は医療機関の広告についてのもので、見た情報が自分に当てはまるかどうかは、このページでは判断できません。薬の情報は、PMDAの添付文書や患者向医薬品ガイドを手元に開いたまま、薬剤師に聞くと話が早くなります。
関連ページ
この話をnoteで読む「家族がネットで見た治療をすすめてくるのに、どう答えればよいのかが分かりません。」 第116問このページの出どころ
- 厚生労働省「医療広告規制について」(医療機関ネットパトロール・事例解説書第6版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html(2026年10月15日確認) - 国立がん研究センター がん情報サービス「情報を集めるときに大切にしたいこと」
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/anatani_shitte_hoshiikoto/03.html(2026年10月15日確認) - PMDA(医薬品医療機器総合機構)「情報提供業務」
https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/0001.html(2026年10月15日確認)
このページの作成日:2026年10月15日(制度や数字が新しくなったら、作り直します)
このページは、患者と、患者の家族の立場で、厚生労働省などが公開している資料を調べて並べたものです。本ページの内容は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療方針や税務・手続きの個別の判断を示すものではありません。運営者は医師・薬剤師・税理士ではありません。制度や金額は改定されることがあります。最新の情報は公式資料でご確認のうえ、個別のご相談は医師・薬剤師、加入している健康保険の窓口、市区町村、税務署などにお願いします。
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