ジェネリック(後発医薬品)の数量シェアは、全国で88.8%です(厚生労働省「後発医薬品の使用促進」のページ、令和7年9月薬価調査、2026年10月15日確認)。

有効成分は先発品と同じ量ですが、添加剤が違うことがあり、見た目も変わる可能性があります。ただし色や形そのものを書いた公的資料は見当たりません。承認のときは、血中濃度の平均の比(信頼区間)が80〜125%の範囲に入るかを見ています。効果が最大45%違ってよいという意味ではない、と厚労省のQ&Aは説明しています。

今日できること(1分)

親が飲んでいる薬の呼び名(白い丸いの、黄色い小さいの)を、1つメモに書き出す。

窓口でそのまま言える一言

『薬が変わるときは、色や形も変わるのか、先に教えてもらえますか。』

薬局で薬を受け取るときに、電話でも同じ言い方で足ります。

公的資料にある数字

項目数字意味出どころの時点
後発品の数量シェア88.8%数量ベースの使用割合令和7年9月薬価調査
数量シェアの目標80%以上2029年度末までに全都道府県で厚生労働省のページ(更新日の記載なし)
金額シェアの目標65%以上2029年度末までの副次目標厚生労働省のページ(更新日の記載なし)
生物学的同等性の許容域80〜125%先発品との血中濃度の差を見る範囲厚生労働省のQ&A(本文中の最新の日付は平成24年3月)
実際の平均差(930試験、2004年4月〜2011年1月承認の経口剤)Cmax 4.61%、AUCt 3.87%許容域の端まで差があるという意味ではない、と説明されている同上

後発医薬品は、先発品と治療学的に同等であると承認された薬です(厚生労働省のページ)。数字は2026年10月15日に確認しました。Q&Aは古い資料のため、年度を併記しています。

見た目が変わる理由

厚生労働省のQ&Aによると、ジェネリックは先発品と同じ有効成分を同じ量含み、添加剤は先発品が製剤特許を持つ場合などに別のものを使うことがあります。添加剤は日本薬局方の規定を満たし、使用実績があって安全性が確認されたものに限られます。

この資料に、色や形そのものを書いた箇所はありません。添加剤や作り方が違えば錠剤の見た目が変わりうる、というのは添加剤の違いからの一般的な読み方です。同じ有効成分でも、薬ごと、会社ごとに違いが出ます。

承認のときは、健康な成人に常用量を飲んでもらい、血中濃度の推移に統計的な差がないかを見る試験をします。見た目が違っても、この確かめを通っていることが、承認の条件です。

薬局で聞く順

順聞くことそこで分かること
1今回の薬は、前回と同じ薬か、ジェネリックに変わったか見た目が変わる可能性があるかどうか
2色・形・大きさ・刻印は、前回と変わるか変わるなら、新しい見た目の言い方を書きとめる
3飲む量や時間は変わらないか見た目だけの変更か、飲み方も変わるのか
4お薬手帳に、薬の名前と見た目の変更を書いてもらえるか次に別の薬局へ行っても、同じ話を繰り返さなくて済む

聞く順は、上の資料を踏まえた書き手の整理です。公的資料が定めた手順ではありません。

変えるかどうかは、本人と医師・薬剤師が決める

ジェネリックにするかどうかは、本人と医師・薬剤師が相談して決めることで、このページはどちらも勧めません。見た目で薬を覚えている親が相手なら、変わるかどうかを先に聞いておくと、袋に一言書き添えるなどの備えができます。

関連ページ

この話をnoteで読む親は薬を色や形で覚えています。ジェネリックに変わると、見た目も変わりますか? 第127問

このページの出どころ

このページの作成日:2026年10月15日(制度や数字が新しくなったら、作り直します)

ご利用にあたって(免責事項)

このページは、患者と、患者の家族の立場で、厚生労働省などが公開している資料を調べて並べたものです。本ページの内容は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療方針や税務・手続きの個別の判断を示すものではありません。運営者は医師・薬剤師・税理士ではありません。制度や金額は改定されることがあります。最新の情報は公式資料でご確認のうえ、個別のご相談は医師・薬剤師、加入している健康保険の窓口、市区町村、税務署などにお願いします。