2040年問題,これからの日本の医療制度_ブログへの想い④
今、日本の国民医療費は約40兆円近くに達していると言われています。
このまま高齢化が進み、さらなる高度医療が広がることで、2040年には医療費が80兆円近くになるとも予測されています。
この「2040年問題」は、社会全体にとって避けては通れない課題です。
ここで気になるのが、国民皆保険制度の持続可能性です。
「病院に誰でも行けて、同じような医療が受けられる」という仕組みは、今の日本の大きな特長ですが、医療費が増え続ける中で本当にこの制度を守り続けていけるのか――私は正直、楽観できないと感じています。
世界の多くの国々では、日本のような国民皆保険制度は採用されていません。
それは多額の費用負担や社会的な限界があるため、維持することが難しいからです。
この素晴らしい日本の医療制度をこれからも長く続けていくためには、患者一人ひとりが医療や薬についてしっかりと知識を持つこと、主体的に自分の健康を守る姿勢がますます必要になってきます。
私自身、このブログを通して、医療や薬に関する情報を分かりやすく伝えていきたいと思っています。
制度や社会の変化に対応しながら、自分の体・健康を守るための知識を、一緒に学び、考え続けていきましょう。