コチン酸誘導体(ニコモール、ニコチン酸トコフェロールなど)を飲む仲間たちへ、知っておくと安心できること
みなさん、こんにちは。私はニコチン酸誘導体を飲んでいませんが、同じようにコレステロールや中性脂肪を下げる薬を飲んでいる仲間の一人です。
今回は、ニコモール(商品名:コレキサミン®)、トコフェロールニコチン酸エステル(商品名:ユベラN®)などのニコチン酸誘導体を飲む方や、これから飲み始める方に向けて、「患者目線で知っておくと安心できること」をまとめます。
効果や副作用の詳しい話は医師や薬剤師にお任せして、ここでは「患者として気になること」に絞ってお伝えします。
- ニコチン酸誘導体ってどんな薬?
ニコチン酸誘導体は、肝臓でのコレステロールや中性脂肪の合成を抑え、血液中のLDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪を下げ、HDLコレステロール(善玉)を上げる作用があります。
スタチンやフィブラート系薬が使えない場合や、追加治療として使われることが多いです。 - どれくらいの人が飲んでいるの?
ニコチン酸誘導体は、スタチンやフィブラート系薬に比べると処方数は少なく、日本国内で数千人規模が服用していると考えられます。 - どんな製剤や種類があるの?
• ニコモール(コレキサミン®):250mg錠など
• トコフェロールニコチン酸エステル(ユベラN®):カプセルや錠剤 - 薬の値段はどのくらい?
• コレキサミン®250mg錠:約10円/錠
• ユベラN®カプセル:規格によるが約10円~20円/カプセル - みんなはどうしてる?
ニコチン酸誘導体は、毎日決まった時間に1日2~3回飲むのが基本です。
食事の影響はほとんどありません。
飲み忘れに気づいたときは、次の服用時間が近い場合は1回飛ばすようにしましょう。 - 気をつけたいこと
• 顔のほてり(フラッシング)、かゆみ、発疹などが比較的よくみられます。
• 消化器症状(胃の不快感、吐き気、下痢)も出ることがあります。
• 肝機能障害や高血糖、尿酸値上昇などにも注意が必要です。
• 糖尿病や痛風の方は特に注意が必要です。 - ジェネリックって大丈夫?
ニコチン酸誘導体もジェネリックが出ており、先発品と同じ有効成分で国の基準をクリアしています。
気になる方は薬剤師に相談してみてください。 - 世界中で飲まれている薬!海外の承認状況は?
ニコチン酸誘導体は、アメリカやヨーロッパでも古くから使われている脂質異常症治療薬です。
ただし、近年は副作用や新しい薬の登場により、使用頻度は減少傾向にあります。 - まとめ
ニコチン酸誘導体(ニコモール、ニコチン酸トコフェロールなど)は、日本で数千人規模が飲んでいる脂質異常症治療薬です。
ジェネリックもあり、世界中で長く使われてきた薬なので、安心感も大きいですね。
効果や副作用の詳しい話は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。
私たち、脂質を下げる薬を飲む仲間同士、一緒に安心して治療を続けていきましょう!