n-3系多価不飽和脂肪酸(イコサペント酸エチル、オメガ-3脂肪酸エチルなど)を飲む仲間たちへ、知っておくと安心できること
みなさん、こんにちは。私はn-3系多価不飽和脂肪酸を飲んでいませんが、同じようにコレステロールや中性脂肪を下げる薬を飲んでいる仲間の一人です。
今回は、イコサペント酸エチル(商品名:エパデール®など)、オメガ-3脂肪酸エチル(商品名:ロトリガ®など)を飲む方や、これから飲み始める方に向けて、「患者目線で知っておくと安心できること」をまとめます。
効果や副作用の詳しい話は医師や薬剤師にお任せして、ここでは「患者として気になること」に絞ってお伝えします。
- n-3系多価不飽和脂肪酸ってどんな薬?
n-3系多価不飽和脂肪酸(EPA製剤など)は、主に中性脂肪(トリグリセライド)を下げる薬です。
肝臓で中性脂肪が作られるのを抑えたり、分解を促して血中の中性脂肪値を低下させます。
また、血液をサラサラにしたり、炎症を抑える作用もあり、動脈硬化の予防にも役立つとされています。 - どれくらいの人が飲んでいるの?
n-3系多価不飽和脂肪酸は、日本国内で数十万人規模が服用していると推定されます。
特に高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)の治療や、心血管疾患予防の目的で使われています。 - どんな製剤や種類があるの?
• イコサペント酸エチル(エパデール®):カプセルや顆粒剤
• オメガ-3脂肪酸エチル(ロトリガ®):カプセル剤 - 薬の値段はどのくらい?
• エパデール®S600mgカプセル:約60円/カプセル
• ロトリガ®粒状カプセル2g:約153円/カプセル
• ジェネリックも一部で使われています。 - みんなはどうしてる?
n-3系多価不飽和脂肪酸は、毎日決まった時間に1日2~3回飲むのが基本です。
食事の影響はほとんどありませんが、飲み忘れに気づいたときは次の服用時間が近い場合は1回飛ばすようにしましょう。 - 気をつけたいこと
• 消化器症状(下痢、腹痛、吐き気など)が出ることがあります。
• 出血傾向(血が止まりにくくなる)がまれに起こることがあります。
• ワルファリンなどの抗凝固薬を使っている方は特に注意が必要です。
• 魚アレルギーのある方は注意が必要です。 - ジェネリックって大丈夫?
一部の製剤でジェネリックが出ており、先発品と同じ有効成分で国の基準もクリアしています。
気になる方は薬剤師に相談してみてください。 - 世界中で飲まれている薬!海外の承認状況は?
n-3系多価不飽和脂肪酸は、世界中で高トリグリセライド血症や心血管疾患予防に使われている薬です。
アメリカやヨーロッパでも実績があり、長年使われています。 - まとめ
n-3系多価不飽和脂肪酸(イコサペント酸エチル、オメガ-3脂肪酸エチルなど)は、日本で数十万人規模が飲んでいる脂質異常症治療薬です。
ジェネリックも一部で使われており、世界中で長く使われている薬なので、安心感も大きいですね。
効果や副作用の詳しい話は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。
私たち、脂質を下げる薬を飲む仲間同士、一緒に安心して治療を続けていきましょう!