ロミタピド(ジャクスタピッド)を飲む仲間たちへ、知っておくと安心できること
みなさん、こんにちは。私はロミタピドを飲んでいませんが、同じようにコレステロールを下げる薬を飲んでいる仲間の一人です。
今回は、ロミタピド(商品名:ジャクスタピッド®)を飲む方や、これから飲み始める方に向けて、「患者目線で知っておくと安心できること」をまとめます。
効果や副作用の詳しい話は医師や薬剤師にお任せして、ここでは「患者として気になること」に絞ってお伝えします。
- ロミタピド(ジャクスタピッド)ってどんな薬?
ロミタピドは「MTP阻害薬」と呼ばれる新しいタイプの脂質異常症治療薬です。
肝臓や小腸でコレステロールや中性脂肪を運ぶリポタンパク質(VLDLやキロミクロン)の合成を抑え、血液中のLDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪を大きく下げる働きがあります。
特に「ホモ接合体家族性高コレステロール血症」という、遺伝性で重症なコレステロール異常の患者さんのために開発されました。 - どれくらいの人が飲んでいるの?
ロミタピドは、非常に限られた重症患者さん向けの薬で、日本国内でも数百人規模のごく限られた方が服用していると推定されます。 - どんな製剤や種類があるの?
• ジャクスタピッド®カプセル:5mg、10mg、20mg
• 1日1回、空腹時に服用します(夕食前が一般的です)。 - 薬の値段はどのくらい?
• ジャクスタピッド®5mgカプセル:約4,000円/カプセル
• ジャクスタピッド®10mgカプセル:約8,000円/カプセル
• ジャクスタピッド®20mgカプセル:約16,000円/カプセル (いずれも保険適用あり。高額療養費制度の対象となります。) - みんなはどうしてる?
ロミタピドは、専門医の管理下で厳格に服用・管理されます。
服用中は定期的な血液検査や肝機能検査が必須です。
脂肪制限食や栄養指導も同時に行われることが多いです。 - 気をつけたいこと
• 肝機能障害や脂肪肝が起こりやすいため、定期的な血液検査が必須です。
• 消化器症状(下痢、腹痛、吐き気など)が出やすいので、食事内容やタイミングに注意が必要です。
• ビタミンEなど脂溶性ビタミンの吸収障害にも注意が必要です。
• 他の薬との飲み合わせや、持病がある場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。 - 世界中で使われている薬!海外の承認状況は?
ロミタピドは、アメリカやヨーロッパ、日本などで承認されている希少疾患用の脂質異常症治療薬です。
ホモ接合体家族性高コレステロール血症の治療選択肢として、世界的に重要な役割を担っています。 - まとめ
ロミタピド(ジャクスタピッド)は、重症の家族性高コレステロール血症のために開発された、非常に限られた患者さん向けの薬です。
定期的な検査や専門医の管理が必要ですが、世界中で使われている薬なので、安心感も大きいですね。
効果や副作用の詳しい話は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。
私たち、脂質を下げる薬を飲む仲間同士、一緒に安心して治療を続けていきましょう!