リナグリプチン(トラゼンタなど)を飲む仲間のみなさんへ

――患者同士だからこそ知っておきたい安心ポイント――
私は医師でも薬剤師でもない、同じ生活習慣病の薬を飲む一患者です。自分や仲間の経験から「これを知っていると少し安心できるかも」と思ったことをまとめます。
でも、心配なことやもっと詳しく知りたいことは、必ず医師や薬剤師さんに相談してくださいね。

  1. リナグリプチンってどんな薬?
    リナグリプチン(トラゼンタ、各種ジェネリック)は、2型糖尿病の血糖値を下げる薬です。膵臓からのインスリン分泌をサポートし、血糖が上がったときだけインスリンが多く出るよう手助けします。そのため「低血糖が起こりにくい」といわれています。
    ※効果や細かい作用については、必ず主治医や薬剤師さんに聞いてください。
  2. 私や仲間が感じた効果
    • 血糖値が安定しやすく、「食後高血糖」にも効果を感じる方が多いです。
    • 低血糖のリスクは少ない印象ですが、インスリンや他の糖尿病薬と併用時は注意が必要です(※自分の場合は必ず主治医にご確認を)。
    • 体重への大きな影響はあまり感じないことが多いです(体重が減る効果はないとされています)。
  3. 飲み始めて気になったこと(副作用など)
    • 低血糖について
単独では低血糖になりにくいですが、スルホニル尿素薬やインスリンと一緒に使うと起こる場合も。
冷や汗、ふるえ、意識がぼんやり、といったときはブドウ糖や砂糖で対応し、改善しなければすぐ医師や薬剤師に相談しましょう。
    • 胃腸の不調
便秘、下痢、腹部の張り・膨満感、吐き気などが出ることがあります。数日続く場合や辛い場合は無理せず相談を。
    • まれだけど重要な副作用
腸閉塞、肝機能障害、皮膚の水ぶくれ(類天疱瘡)、間質性肺炎、膵炎、アレルギー反応などが知られています。
「いつもと違う」「何か変」と思ったときは油断せず、早めに医療機関へ。
  4. 飲み方や日常のコツ
    • 1日1回、食事とは無関係に好きなタイミングで飲めるのが特徴。ただし、毎日同じ時間に服用すると忘れにくいです。
    • 飲み忘れに気づいたら、次の服用まであまり間がなければ1回分はスキップし、絶対に2回分をまとめて飲まないこと(困ったら早めに医師や薬剤師へ)。
    • 体調が悪い・新しい薬が追加になった時は、必ず医師や薬剤師に伝えましょう。
  5. まとめ
    • 低血糖をはじめ、ちょっとした体調変化でも我慢せず早めに相談してください。
    • 効果が出ていても、自己判断で薬をやめたりせず、必ず一緒に治療を考えましょう。
    • 気になることは「これくらい…」と思わず、何でも主治医や薬剤師に話してみてください。その一言がより安心な毎日につながります。

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