シリーズ7 第4回:「兄弟・パートナーと“役割分担”を話してみる」 「離れて暮らす親の通院と薬──一人で抱え込まないために」 #174
離れて暮らす親のことは、きょうだいの中で「気づいた人」「声を上げた人」に負担が集中しがちです。「あの子は何もしてくれない」「自分ばかり損をしている」という思いがたまると、親のことを考えること自体がつらくなってしまいます。
理想的なのは、早めのタイミングで、兄弟やパートナーと「役割分担」の話をしておくことです。すべてをきっちり決める必要はありません。通院付き添いができそうな人、電話やオンラインでの情報整理を担当できそうな人、お金まわり(交通費・介護費用など)の話を整理する人、など「それぞれが比較的やりやすい役割」をざっくり共有できるだけでも、心の負担は変わります。
「全部を平等に分ける」のではなく、「それぞれができる範囲で、できることを出し合う」という発想に切り替えるだけで、ずいぶん息がしやすくなります。話し合いが難しければ、地域包括支援センターやケアマネジャーなど第三者に入ってもらうのも、一つの方法です。
