調剤基本料1って、そもそも何?
みなさんは、薬局で薬をもらうときに「お金の内訳」をじっくり見たことはありますか。
実は、薬そのものの値段だけでなく「調剤基本料(ちょうざいきほんりょう)」という、薬局の“サービス料”のようなものが一緒に請求されています。
その中でも「調剤基本料1(いち)」というのは、「かかりつけ」に近い役割を持つ、比較的小さな薬局で算定されることが多い基本料のことです。
何に対して払っているお金なの?
「調剤基本料1」は、ただ薬を渡すだけのお金ではありません。
あなたが安全に薬を飲めるように、薬剤師さんが裏側でやっている、いろいろな仕事への対価です。
- 処方せんの内容が正しいか、危険な飲み合わせがないかをチェックする
- 飲み方や注意点をわかりやすく説明する
- あなたが今までに飲んだ薬の記録を管理し、変化や問題がないかを確認する
これらは、間違った薬の飲み方や副作用から、あなたの体を守るためにとても大切な仕事です。
「1」と「それ以外」は何が違うの?
調剤基本料には「1」「2」「3」などいくつかの種類があり、薬局の規模や、どれくらい多くの処方せんを受けているかなどで分けられます。
ざっくり言うと、「調剤基本料1」は、チェーン店のような大きな薬局よりも、地域に根ざした薬局で算定されることが多い区分です。
- 調剤基本料1:
処方せんの枚数が比較的少なく、かかりつけ薬局としての役割を果たしている、地域の薬局などで算定されやすい。 - その他の区分:
1日に受け付ける処方せんがとても多い、いわゆる「大型店」「門前薬局」などだと、別の区分になることが多い。
どちらが「良い・悪い」というよりも、「どんな薬局か」を数字で表しているイメージです。
患者さんにとってのメリットは?
調剤基本料1をとっている薬局は、「かかりつけ薬局」として、あなたの薬を長く見守る役割を期待されています。
同じ薬局に通い続けることで、薬剤師さんがあなたの病気の経過や、飲んでいる薬の変化を把握しやすくなります。
- 複数の病院でもらった薬の飲み合わせチェックをしてもらえる
- 「前はこの薬で副作用が出たよね」といった過去の情報を覚えていてくれる
- ちょっとした不安や疑問も相談しやすくなる
薬は、逆から読むと「リスク」と書きますが、きちんと使えばあなたの生活を支えてくれる大事な相棒でもあります。
