シリーズ8 第4回 「親の通院がしんどくなってきたら──在宅の前に薬剤師に相談しておく」 「在宅と薬剤師──“家に人を入れる”前にできる準備」 #184
親の足腰が弱ってきたり、待ち時間がつらくなってきたりすると、「そろそろ通院が負担になってきたな」と感じる瞬間が増えてきます。それでも、いきなり「在宅医療に切り替えますか?」と聞かれると、心の準備も情報も足りず、決めきれないことがほとんどです。「本当に今なのか」「どこまでお願いするのか」が、うまくイメージできないのです。
そんなときに、いきなり在宅や訪問の契約を考える前に、「まず薬剤師さんに相談してみる」というステップを挟むことができます。いつもの薬局で、「最近、親の通院がだんだん大変になってきていて……」と、ぽろっと打ち明けてみる。すると、薬剤師さんは、これまでの処方内容や通院状況を踏まえて、「まだ通いで調整できそうか」「在宅や訪問をそろそろ視野に入れてもよさそうか」を一緒に整理してくれます。
ここで大事なのは、「在宅にする・しない」をいきなり決めるのではなく、「どんな選択肢があるのか」「どんなタイミングで考えるのがよさそうか」を、事前に言葉にしておくことです。家に人を入れる前に、外側で信頼できる薬剤師さんと話をしておくことで、いざ在宅の話が出たときに、「全部お任せ」ではなく、自分たちのペースで選びやすくなります。
