シリーズ7 第3回:「“全部自分でやる”発想を手放す──病院・薬局・地域の人に何を頼めるか」「離れて暮らす親の通院と薬──一人で抱え込まないために」 #173
親の通院や薬のことを考えると、「自分が毎回付き添わないといけない」「全部把握しておかないと不安」という気持ちになりがちです。でも現実には、それをずっと続けるのは難しいことがほとんどです。大事なのは、「自分にしかできない部分」と「人に頼っていい部分」を分けて考えることです。
たとえば、病院では主治医だけでなく、看護師さんや医療ソーシャルワーカー、薬局には薬剤師さんがいます。地域には、地域包括支援センターやケアマネジャーといった、“高齢者の生活全体”を一緒に考えてくれる人たちもいます。
「親が一人で通院しているのですが、通院や薬のことで心配が増えてきました。家族として、どこから相談してよいか教えてもらえますか?」
このひと言だけでも、窓口の人たちは「ここまでは私たちが担当できます」「この部分は別の部署と一緒に考えましょう」と、役割を整理してくれることが多いです。全部を自分一人で抱え込むのではなく、「どの部分を誰にお願いできるか」の地図を、少しずつ描いていくイメージです。
